琉球大学におけるSDGsへの取組について
本学は、2007(H19)年に、「前文、第1章:教育、第2章:研究、第3章:社会貢献、第4章:大学運営、終章:平和への貢献」の各章から成る琉球大学憲章を制定し、この憲章に掲げる理念に基づき持続可能な地域社会の発展に向けた取組を推進してきました。
2019(R1)年6月には、西田 睦 前学長より、「本学におけるSDGsへの取組について」として、学長メッセージを公表しています。
<西田 睦 前学長によるメッセージ>
本学は、建学の精神である自由平等・寛容平和を継承・発展させた3つの基本理念、すなわち「真理の探究」「地域・国際社会への貢献」「平和・共生の追求」のもと、「地域と共に豊かな未来社会をデザインする大学」でありたいと願っています。
2015(H27)年9月の国連サミットにおいて採択された「持続可能な発展のための2030アジェンダ」に記載された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals; SDGs)は、「Leave no one behind(誰一人取り残さない)」という考えのもと、深刻化する環境や貧困の問題をはじめとする地球規模の課題に全世界が取り組むことによって、より良い国際社会の実現を目指すもので、本学もその趣旨に深く賛同するものです。
本学は、SDGsの達成に貢献する活動に取り組み、様々なパートナーと積極的に連携し、持続可能な社会の実現に向けて行動します。
本学では、SDGsの達成に資する様々な活動を強力に推進するため、2020(R2)年2月にSDGs推進室を設置し、同室のもとに、「教育」、「研究」、「社会貢献」、「業務・ガバナンス」の各WG及び「カーボンニュートラル推進」チームを立ち上げました。その後、2024(R6)年4月には、それまでの推進室から推進本部に格上げするとともに、WG等を部門とし、活動強化を図り、持続可能な地域社会のさらなる発展に向けた取組を推進しています。
本学は2050(R32)年に開学100周年を迎えます。この2050年を見据えて掲げた長期ビジョン「地域とともに豊かな未来社会をデザインする大学」及び「アジア・太平洋地域の卓越した教育研究拠点となる大学」を目指すとともに、これからも様々なパートナーと積極的に連携しながら、持続可能な社会の実現に向けて、SDGs達成に資する活動に、なお一層取り組んでいきます。
2025(R7)年10月
国立大学法人琉球大学
学長 喜 納 育 江
SDGsについて

持続可能な開発目標SDGsエス・ディー・ジーズとは
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
〇 外務省 JAPAN SDGs Action Platformhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/index.html
〇 SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALShttps://www.un.org/sustainabledevelopment/