海洋生物学の専門誌Journal of the Marine Biological Association of the United Kingdom誌99巻8号の表紙に理工学研究科博士前期課程に在籍する千原周さんが北谷町砂辺で撮影した群体性ホヤ(ワモンツツボヤ: Clavelina cyclus )の水中写真が採用されました。
鮮やかな青いホヤの体を透明な皮(被嚢)が包んでいますが、本号にはこの皮の表面の微細構造や物性(屈折率、硬さ、濡れ性)についての研究論文が掲載されています。この研究は本学の広瀬裕一教授(理学部)と北見工科大学、産業総合研究所(中部センター)、東海大学による共同研究で、皮の表面にある高さ1 µm 未満の微小な突起や褶曲(しゅうきょく)が光反射と気泡付着の低減に寄与することを明らかにしています。
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Journal of the Marine Biological Association of the United Kingdom誌99巻8号