去る12月14日(土)、琉球大学附属図書館ラーニングコモンズにおいて、「数理データサイエンス教育普及展開シンポジウム〜すべての県内大学生へデータサイエンスを〜」を開催しました。 大学コンソーシアム沖縄の協力もあり加盟機関及び県内企業等から約40名の参加があり、アットホームな雰囲気の中、基調講演や事例紹介、また参加者から積極的な質問などがあり、関心の高さがうかがえました。
シンポジウムの基調講演では「大学に期待する数理データサイエンス人材」という題目で、株式会社ちゅらデータの真嘉比 愛 取締役社長による講話がありました。企業が大学生に求めるデータを取り扱う上での基本的なリテラシーや、データサイエンスの現状と様々な企業での活用事例、今後どのように発展していくかなどをお話していただきました。
引き続き、本事業の概要および本学の協力校としての取り組みについて、国際創造学部の獺口浩一教授より説明があり、データサイエンス教育のポイントとして、国際創造学部 山田健太 准教授より講義の一例が紹介されました。また、本事業の協力校である、宮崎大学の取り組みについて、宮崎大学基礎教養部 野見山将太 特別助教より「数理・データサイエンスを活かした地域産業人材の育成に向けたカリキュラム・教材の開発」の題で、COC+の取り組みと数理・データサイエンス教育強化事業への展望をご紹介いただきました。なお、全体進行は工学部の岡崎威生教授が行いました。
意見交換では、県内各大学の現状や課題等を共有し、今後も情報交換や協力体制を構築するため、連絡会が発足されました。県内大学および県内企業関係者が一堂に会するまたとない機会となり、非常に有意義なシンポジウムとなりました。