琉球大学では、大学業務の高度化・複雑化により業務量が増大する中、単純業務を効率化し、企画立案等のより高度な業務にシフトする必要があるとの問題意識の下、「RPA等を活用した業務改善プロジェクト」として、本学事務組織においてRPA導入に向けた実証実験を行いました。
実証実験では、株式会社オプテージ及び株式会社国建システムの協力の下、RPAツールである「UiPath(ユーアイパス)」を活用し、3つの業務を対象に実証実験を行いました。その結果、対象3業務だけでも、RPAの本格導入により年264時間の業務が削減される可能性があることがわかりました。また、「業務が標準化される」「業務の正確性が向上する」「業務内容が高度化される」といった定性的な効果もあることがわかりました。
その一方で、RPAを本格導入するためには推進体制やサポート体制を整備すること、ロボットの開発・稼働環境や内部統制を整備すること等の課題も見つかりました。これらの課題も踏まえ、次年度以降も引き続き業務改善に取り組んでまいります。
詳細については、こちらをご参照ください。
<用語>RPA : Robotics Process Automation(ロボットによる業務の自動化)の略