令和2年8月16日(日)から、新型コロナウイルス感染症対策業務のため、沖縄県南部保健所へ医学部保健学科地域看護学分野の當山裕子講師が保健師として支援を行っています。
沖縄県では7月下旬から新型コロナウイルス感染症の感染が拡大し、保健所では、集団感染の全体像や病気の特徴を調べる積極的疫学調査等に従事する保健師が不足する状況が生じました。厚生労働省は全国保健師教育機関協議会や公衆衛生関連学会などに「新型コロナウイルス感染症対策に係る保健所支援協力者」を募り、登録者の中から沖縄県と時期や規模の調整を図り、県内の保健所へ保健師の派遣を実施しました。その中で、沖縄県内で保健師として勤務経験のある當山裕子講師は、南部保健所へ赴きました。
保健所は、地域における公衆衛生の向上と増進を図るための機関で、感染症が発生すると最前線でその対策にあたります。保健所の職員の中でも保健師は約3割を占め、新型コロナウイルス感染症対策において積極的疫学調査、濃厚接触者や在宅療養者への対応等で重要な役目を果たします。南部保健所には保健師が19名配置されていますが、その中に当学科の卒業生が12名います。
この新型コロナウイルス感染症は長期的な対応が見込まれるため、今後も、可能な限り保健所への支援を継続して行う予定です。