本学医学研究科ウイルス学講座の斉藤美加 助教が、第3回日本熱帯医学会女性賞を受賞し、11月2日(月)に遠隔で開催されたグローバルヘルス合同学会2020大阪(第61回日本熱帯医学会大会、第35回国際保健医療学会学術大会、第24回日本渡航医学会学術集会、第5回国際臨床医学会学術集会)にて受賞式および受賞講演を行いました。
同賞は、一般社団法人日本熱帯医学会が、熱帯医学の分野において顕著な成果を挙げ、その貢献が著しいと認められる女性に対して授与するもので、今回、沖縄の蚊媒介性感染症(注1)の疫学と対策に関する業績が評価され、受賞が決定しました。
(注1)蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症で、主に熱帯、亜熱帯地域で流行しています。
【斉藤美加助教よりコメント】
現在、感染症が構造的に弱いところを見事についてくることを目の当たりにしています。
女性賞は、構造問題に挑戦する先輩たちが女性たちを応援するために作った賞であり、受賞は、大きな喜びであり励みです。ここまで研究を続けられたことに加え、今まで関わってくださった方に感謝し、今後も過去から学び、現在を知り、未来に生かす取り組みを継続し、沖縄から世界に向け感染症研究、研究アウトリーチ活動を続けていきたいと思います。