琉球大学は、令和元年に、SDGsへの取組を検討するワーキンググループを立上げ、令和2年2月にSDGs推進室を設置しました。今後は同推進室の研究‧教育‧社会貢献‧業務ガバナンスの4つのワーキンググループを軸に、SDGsの達成に向けた本格的な取組を進めていくこととなります。
その取組のキックオフとして、まずはSDGsの推進に不可欠となる教職員の理解を高めるために「琉大SDGs シンポジウム -琉大は SDGs で変わる -」を12月4日(金)に開催しました。シンポジウムは、COVID-19感染拡大を踏まえ、感染拡大防止に配慮した対面とオンラインを併用方式で行われ、115名(会場41名、オンライン74名)の教職員が参加しました。
オープニングの学長挨拶の後、第一部の基調講演「自分ごとにするSDGsがわたしたちの未来をつくる」では、沖縄県SDGsに関する万国津梁会議委員長・教育学部 島袋純教授からSDGsの基本的な考え方や国内外の取組み、本学におけるSDGs導入の意義について講演があり、SDGsを推進することが本学の大学憲章の具体化に繋がるため、今後の中期計画・中期目標への導入の必要性が提唱されました。
第二部のプレゼンテーション「本学の業務とSDGs」では、研究推進機構研究企画室 羽賀史浩上席URAから「琉球大学がSDGsに取り組む理由」について、矢野恵美学長補佐(ハラスメント防止担当)から「SDGsと本学におけるハラスメント対策」について、喜納育江学長補佐(ダイバーシティ担当)から「本学のダイバーシティ推進と業務」について、総務部職員課 上原比呂美課長から「働き方改革関連法への琉球大学における取組み」について、施設運営部施設企画課 環境・マネジメント室 玉城均室長から「琉球大学におけるサスティナブルキャンパスへの取組」の計5件の取組みが発表されました。
第三部のパネルディスカッションでは、会場やオンラインでの質問に答える形で、本学の業務とSDGsについての理解が深められました。