本学と大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所(略称:地球研)は、相互の学術交流・協力を推進するため、協定を令和3年4月1日に結びました。
地球研は、地球環境問題の解決に向けた学問を創出するための総合的な研究を行っている大学共同利用機関です。自然科学・人文学・社会科学の文理融合による学際研究に加えて、社会と連携して問題解決をめざす超学際的アプローチを含めて「総合地球環境学」の構築をめざしています。
本学と地球研が連携して実施する機関連携型研究プロジェクトの推進により、相互の研究・教育活動全般における学術交流・協力を行い、相互の研究・教育の一層の進展と国際社会・地域社会の発展に資することを目的としています。プロジェクトは、令和3年6月にプレリサーチ(PR)として開始し、来年度以降にフルリサーチ(FR)へ進む予定です。
<研究プロジェクト>
名称: 陸と海をつなぐ水循環を軸としたマルチリソースの順応的ガバナンス:サンゴ礁島嶼系での展開
種別: 実践プロジェクト(実践プログラム2)
プロジェクトリーダー: 新城竜一(理学部・教授)
研究プロジェクトの概要: 本プロジェクトでは、琉球弧や西太平洋の熱帯・亜熱帯に位置するサンゴ礁島嶼系において、陸と海の水循環を介したつながりや、暮らしの中で育まれてきた生物と文化のつながりや多様性、多様な資源のガバナンスの規範・組織・制度の変遷や重層性を解明します。得られた成果のつながりを可視化し、陸と海をつなぐ水循環を軸としたマルチリソースの順応的ガバナンスの強化をめざします。