令和3年8月12日(木)に琉球大学の大学本部棟において、沖縄ガス株式会社と琉球大学との持続可能な発展に向けた産学連携に係る協定の締結が執り行われました。本協定のもと、緊密な情報交換、産学連携活動の推進及び研究成果の地域社会への還元を通じて、SDGsの理念の下、持続可能な発展の実現を目指してまいります。
式典では始めに、産学連携協定の目的、社会課題解決に資する共同研究テーマ、今後想定される連携事業等の概要説明が行われ、協定書を確認後、我那覇力蔵 沖縄ガス代表取締役社長、西田睦 琉球大学学長の二者による署名を行いました。
西田学長コメント
本学と沖縄ガスとは、これまでに社会課題の解決に資する共同研究や、地域の持続可能な発展に貢献する研究テーマについての意見交換など、部署を超えた連携を実施してまいりました。今回の協定の締結は、そうしたこれまでの連携に基づくものです。
本学は、昨年2月に「SDGs推進室」を立ち上げ、学内で、あるいは地域と連携して、持続可能性に関わる様々な活動を行いつつあります。今回の協定の目的には、まさに「持続可能な発展の実現に貢献すること」が掲げられています。本学と沖縄ガスの両者が、力を合わせてこのことを推進できればと、今回の協定に基づく連携活動に大いに期待しています。
本日は、本学と沖縄ガスとが共同で検討を進めている2つの研究テーマをご紹介いたしましたが、今後はさらに、様々な社会課題解決に向けた新たなテーマの発掘や、持続可能な発展の実現に貢献できる人材の育成など、この連携協定を通じた多様な活動に積極的に取り組んでいく所存です。
【連携事項】
1. 地域社会の持続可能な発展に関すること
2. 社会課題の解決に資する新技術の創出に関すること
3. 教育・人材育成の相互支援および推進に関すること
4. その他、本協定の趣旨・目的達成のために必要と認める事項
【想定する実施内容例】
1. 社会課題の解決に資する共同研究・共同事業などの企画立案・実施
2. 共同研究・共同事業などの成果を地域社会へ還元
3. 琉球大学の学生のインターンシップ受け入れ
4. 沖縄ガスからの外部講師の派遣、琉球大学におけるリカレント教育の実施
5. SDGsに関連する各種イベントへの相互参画