琉球大学フィールド科学教育研究センターに新たに堆肥施設が設置され、その完成を記念した式典が11月28日(木)に行われました。本施設は、資源循環型農業事業を展開している共和化工株式会社との共同研究を推進するにあたって、同社から本学に寄贈された敷地面積72平米の施設です。
式典は、共和化工株式会社の吉村俊治取締役社長をはじめ、本学から牛窪潔理事(地域•国際連携担当)、和田浩二農学部長が出席して行われました。
亜熱帯気候の環境条件下では樹木・草類の生長が早いため、国立大学法人の中で5番目のキャンパス面積をもつ琉球大学では、年間を通じての除草・樹木剪定等の構内美化による緑地廃棄物(雑草及び剪定枝)は年間200トンを越えます。
この共同研究プロジェクトでは本堆肥施設を活用して、これらの緑地廃棄物と動物性廃棄物とを混合した完熟堆肥(コンポスト)を調製し、農地への還元に加え、それにより生産された農産物を学産学消(学内で生産•消費)すると共に、加工・流通・販売プロセスにおける価値の創出、学内外の地域循環圏の構築に向けた取組みを行う計画です。